「才能と創造性」〜自分にしかできない演奏とは〜

技術を磨くだけでは到達できない領域があります。本講座では、「自分にしかできない演奏」を実現するために、まず自分自身を深く見つめ直すことから始めます。芸術・音楽・伝統芸能の構造を理解し、自分の表現がどこに存在意義と必然性を持つのかを探究します。さらに、思考だけに偏らず、心身の状態を整え、感覚と身体性を土台として表現へつなげていきます。一見、音楽とは無関係に思える取り組みの積み重ねが、結果として才能と創造性を開く鍵となる——そのプロセスを体系的に学ぶ講座です。

この稽古で立ち上がった問い

内容の記録

Ⅰ.成長と身体の基盤

・人間の成長を生理学・発達の観点から捉え直す

・原始反射と行為・判断・表現の関係

・背骨の可動域と感覚・表現の自由度

Ⅱ.才能をめぐる再定義

・「才能=固定された性質」という通念の再検討

・才能を「経験・感覚・環世界から立ち上がるテーマ」として捉える

Ⅲ.創造性と作品の成立

・作品とは何か:成果物ではなく「生成のプロセス」としての理解

・初期記憶・感情・身体感覚を表現へと結晶化させる回路

Ⅳ.訓練と変容のプロセス

・自分の感覚を表現へつなぐための稽古法

・自己の枠を超える経験と、創造の飛躍

※個人や具体的状況に関わる記述は公開していません。 稽古の学びを抽象化し、問いとして共有しています。

※合同稽古とは、演奏ジャンル(長唄・端唄・小唄・地唄・民謡・津軽三味線・語り物 など)を問わず、さまざまな演奏者が集う場です。 そこで扱われるのは、技術、肩書きの優劣や形式の違いではなく、音楽・芸術・伝統芸能に共通する根源的な問いです。 理論の継承と実践を往復しながら、その問いを参加者どうしで探求していく場として開かれています。

初公開:2026-01-06 / 最終更新:2026-01-06