HOME/三味線のアルバム

 

(3)荒ぶる三味線 (太棹紅木)

「荒ぶる三味線」 そう表現したくなる一丁でした。

本当にすごい迫力です。「私が弾きこなせるのか」と迫ってくるような威圧感もありました。

この三味線を弾きこなせる人はだれなのだろう。おそらく、力強い男性だろう。

そのように想定していました。

 

常連の体格の良い男性の方に試奏頂きました。

「これは弾きこなせない」「重すぎる」皆さん苦笑いして、演奏を途中で中断していました。

ある時、遠方からある女性の奏者が訪れました。

 

ご来店されてすぐに、多数ある三味線の中からなぜかこの三味線を見つけました。

そして、試奏を始めると、初めて弾くとは思えないような演奏をはじめました。

私は正直驚いてしまいました。あまりに三味線と奏者が一体となっているからです。

 

そして女性の奏者の方は10分もしないうちに「これにします」と出会ってしまいました。

一目惚れの出会い。多くの場合、最初の直感は自分を裏切りません。

 

この三味線の音色

 

 

続きはこちら

アルバムリストへ 「こちら