「自分の音色に出会うとき」
それは私がもっとも手応えを感じる瞬間。
奏者へインタビュー(50代 女性)
・三味線との出会いについて
最近2本目を購入しました。
喉から手が出るほど欲しかったの。
最初の1本目が中棹で、5、6年使っていたのですが、私の好きな曲調が細棹で弾く曲が
好きだったので、2年くらい前からそんな気持ちが芽生えました。
店長さんがここに10丁くらい用意して三味線を並べてくれました。面白かったです。
ここから選べるのかなと思ったのですけど、
この三味線を調弦している時に、最初の印象でこれがいいなと思いました。
これはちょっと(他の三味線とは)違うなと感じたのを覚えています。
最初に出した時の音が心地よかったの。 それ(振動)も心地よかったとおもいます。
一音二音聞いときに「あーちがうな」 この音が好きだなという印象を持ったのを覚えています。
自分の音に出会えてにやりとしています。
・曲が降りてくるという体験
三味線が来る直前に、あれ(歌詞と曲)が降りてきたので間違いないと。
三味線に対する恋文が降りてきちゃったので。
〜その三味線に触れながら曲を作っているのですね〜
まだ、気恥ずかしさがあります。照れています。この三味線に対して。
・感性の変化
(こんな感性になるとは) 想像もしていませんでした。
今回のように曲を作ることになるとは思いもしませんでしたし。
〜出会えてよかったですね〜
本当にそう思います。