人にも楽器にもタイミングというものがある。
縁あって私に託された約70歳の三味線。
理由はわからないが 「今じゃない」 と語りかけてくる。
気がすむまでと思い、10年くらい手元で寝かせておいた。
あるとき、なぜかわからないが、
偶然、この三味線が仕上がるようにコトが運ばれる。
完成が見えたころ、深くお付き合いのある奏者が、
「新たな三味線が必要」と思い立ち、出会う。
その方の三味線歴は10年。
彼女の成長をずーと見守って、待ってくれていたんだね。
動画の7番目の三味線です