三味線の音色の探求
冊子の内容は132ページです。A4白黒。
第一報 15,000円 18年12月1日発売です。22年1月改訂。
名人は、あまりに完全に演奏に入り込んでいたために、もはや自分の指を意識していなかった。
あまりに完璧に音楽それ自身と一つになっていたために、もはや楽器のことを忘れてしまった。(井筒俊彦)
本書のテーマはこの名人の境地です。
「上級者や大人向けの書物が欲しい」 こんなご要望にお答えするために作成しました。
このため、内容は上級者向けです。(初心者の方はまず当店「三味線の教則本」をご購入ください)
音色について探求を進めると「三味線」と「奏者」が両輪となります。
当たり前ですが、良い音色は、楽器だけでは成立しません。演奏技術だけでも成立しません。
音色について真剣に取り組んだときに、
「楽器のことを忘れるほどの一体感のある演奏をする」 ことが一つの到達点です。
つまり、言語でお伝え不可能です。経験が無い方は計り知れない状態でしょう。
巷の目標点「正確に」「派手に」「速く」「音を大きく」は中級レベルで卒業する必要があります。
上級者は「単なる音楽の訓練」よりも「芸能」の「稽古」に重点を置く必要があります。
本書がそんな境地を目指す方の地図になれば幸いです。
音色の探求 第一報 目次
本体は15,000円 A4 132ページ
音色の評価動画も多数掲載しています。
序章 : 職人と三味線
第一章 : 音楽と芸能の前提知識
第二章 : 三味線の音色 概要
第三章 : 三味線の音色 各論
第四章 : 三味線の種類と資源
第五章 : 自分に合う三味線とは
第六章 : 音質とは
第七章 : 身体と三味線
第八章 : 境地
この内容を元にした稽古を受けつけています「三味線再入門」。
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※売り切れ。販売終了します。
新装改定して「三味線の教本2」として販売します。
購入者の声
・「三味線の教則本の7章、8章」が面白かったので購入しました。
さらにそれを深めた内容ですね。
上級者向けとのことですが、大人になってから三味線を始めた私としては
初心者の頃から知っておきたかった内容です。 (30代女性)
・10万円以上してもいいような内容だね。
三味線の深い知識と古典芸能が大切にしていたことが言語化されている。
自分の体験と照らし合わせながら何度も頷きました。
(能と三味線歴30年の60代男性)
・この知識を知らず「伝統芸能」を語っていたことが恥ずかしくなりました。
長い年月をかけて、必ず体得したい内容です。(三味線歴20年以上 三味線講師 50代女性)