00:00 実は多くの人は自分の感情がわからない
1.嘘の感情は声に表れる
00:20 感情につながらない「声」の事例
機械的、大きい声、無意味に高音、正確→良し悪しがはっきりするものに行きがち
上手だね、うまいねと言われるのは半人前→評価、思考
<ポイント>感情につながらない人は、他者の承認や評価をもらうために、「頭」で「身体」を支配しようとする。他者からどう見られるかを気にする。承認欲求。
頭で考える「悲しそうな声」(嘘の声)ではなく、その人の人生や生育歴、記憶、情景、情緒などと、つながったところから引っ張ってこないと人は感化されない。
→現代人の鑑賞能力は上がっているので、感情とつながらない声は、相手には見抜かれている
2.感情とは
02:35 例)「悲しい」時は身体のどこかに感じている。何かの状態になっている。その状態に思考で名前をつけている。
声に感情を乗せたいのであれば、その身体の状態のまま声を出すことが訓練として必要。
和の発声で身体が大切と何度も繰り返すのは、ここがとても重要だからです。
03:20 「思考」と「感情」
この違いに答えられる人はほとんどいないのが現状。
身体と感情は繋がっている。
身体感覚→思考→解釈(自分が考えたいように解釈する)
和の発声法では、思考を通らずに感覚のまま声につなげていきます。
情動に身を預ける。
※感情の捉え方はこれが全てではありませんので、ご注意ください
言葉になる前の「悲しみ」で表現しないと伝わらない。
多くの人は、テクニック的に「こう歌えは悲しい感じでしょ」「悲しい声ってこんな感じでしょ」と思考で声を出してしまう。
3.実践編
06:30 多くの人から、「声に感情を込めたい」と相談をされるけれど、まず、一番大事なことは
「自分の本当の感情に気づくこと」です。ほとんどの人は自分の「本当の感情」に気づいていない。
「自分の本当の感情」を声につなげていくというルート(通路)を作っていく
このルートのつなげ方は一人一人違う。
「自然にその声が生じてしまう」「身体から湧き上がってきた声」
それを思考で止めない。感じたことをそのまま表現する。これができてくると、周りの反応が変わってくる。自分にしかできない表現。自分の能力や才能を見つけることもあります。