HOME教材・稽古 > 三味線コンサート 2019年

(アーカイブ)三味線の美意識 コンサート


講演内容を基に動画を制作しています↓


目次
0:00 はじめに
0:21 楽器に自然を込める
1:08 明治以前の日本人
2:12 自然を込める3つのポイント
2:40 (1)雑味
4:19 (1)雑味を創る機能(@天然皮:太鼓(胴))
5:55 (1)雑味を創る機能(Aサワリ)
7:24 (1)雑味のまとめ
8:35 (2)聴こえない音
10:22 耳で聴こえる範囲を超える三味線の音
11:09 本来三味線の音色は
12:00 (2)聴こえない音のまとめ
14:04 (3)ゆらぎ
15:30 三味線もゆらいでいる
16:28 大量生産品(ゆらがない三味線)
17:29 (3)ゆらぎ まとめ
18:40 三味線の現在
20:35 大量生産品と西洋楽器のマネをした音色
22:05 モノは嘘をつかない
22:35 江戸、明治、大正、昭和初期(戦前)の三味線の音色
24:09 三味線の音色の秘密
25:08 本日のまとめ
25:58 最後の動画 三味線が完全に共鳴した時の音色



 2019年4月10日 「三味線の音色と美意識〜今昔の音色の解説と演奏〜」と題して、
 江戸期、明治、大正、昭和初期の三味線の音色を日本の伝統曲や古曲を通じてご紹介しました。
 また、現代の三味線も演奏しながら今昔の三味線音色とその美意識を解説しました。



 

2019年3月10日14:00-15:30 舞台芸術支援事業

 【演奏】

  三味線・唄教室 あかい紅葉

 【解説】

  三萃園 店主 田中


 【プログラム】

(1)津軽三味線 「新じょんがら節」合奏


 解説「『きく』ということ」

(2)古謡 「お江戸日本橋」 江戸時代の細棹三味線


 解説「音色の美意識(1)サワリ」

(3)子守唄 「竹田の子守唄」 明治時代の細棹三味線


 解説「生命のリズム」

(4)都々逸 「神戸節」


 解説「音色の美意識(2)余韻」

(5)端唄 「梅は咲いたか」


 解説「音色の美意識(3)間」

(6)民謡 「岡崎五万石」


 解説「稽古」

(7)津軽三味線 「即興」


 解説「甲と乙」

(8)クラッシック 三味線アレンジ 「カルメン」


 解説「音階」

(9)現代曲 三味線アレンジ 「千本桜」


 解説「音楽の源流」

(10)民謡 「花笠音頭」


観客の声

 

 あっという間の1時間30分でした。
 江戸時代の音色を聴いたとき江戸時代の情景が浮かんできました。
 こんな不思議な体験をしたのは初めてです。

                                       (50代女性)

(店主コメント:このような現象はコンサート会場では起きることがあります。動画ではここまでは通常期待できませんのでご了承ください)

 

 解説で知識を事前に教えてもらえるので、きくという体験が深まりました。
 私は「乙な」江戸、明治、大正の三味線が好きでした。

                                       (70代男性)

 音楽の解説を聴くというのは初めての体験でした。
 日本音楽の基本的なことを教えてもらい、日常で音楽を聴くのが楽しみになりました。

                                       (40代女性)