三味線の学び方 〜教室選びと独学の実態〜
10年以上読まれ続けています。
三味線を習得するプロセスは本当に素晴らしいと考えています。
三味線は400年の歴史の中で、芸術楽器や民族楽器として発展してきました。
数10年前までは家元制度を利用して各ジャンルが発展してきましたが、
それまでは、三味線の知識は流派の師匠を通じて学び、
善かれ悪しかれ組織のしきたりに従い、所属ジャンルしか知ることしかできませんでした。
近年は三味線を初め、続ける方法は無数の選択肢が出てきました。
また、インターネットの発展で、無数の(無責任な)情報が拡散しています。
それが故に「何を信じていいのかわからない」という状況が発生してきました。
私は日本中の三味線情報を調査しました。多くの奏者の方とお付き合いがあります。
その中で、三味線の始め方を失敗し、三味線を続けられなくなった多くの話を聴くと、
本当に心が痛みます。
それなのに「三味線の始め方」「教室選び」「学び直し」「独学」という観点に
フォーカスした出版物はありませんでした。
本書が三味線が好きな「変わり者」の皆様の教室選び、独学の助けになれば、
こんな嬉しいことはありません。
【内容】
・無駄な努力と正しい努力
・三味線教室の実態
・学び直し/やり直し なぜ以前は挫折したのか
・教室選びの格言
・師匠の探し方
・挫折のパターン
・三味線は西洋楽器ではありません
・独学の落としどころ・・・